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今回は、賃貸物件の遮音トラブルについてお話しいたします。
賃貸物件で入居者より最も多いとされるクレーム連絡の一つに、「騒音」があります。
この騒音問題について、果たして決定的な解決策はあるのでしょうか?
残念ながら、決定的な解決策はないと言わざるを得ません。
というのも、音の感じ方は人それぞれ。
人によって、同じ音でも「気にならない。」と感じる方もいれば、「うるさくて眠れない・・・。」と感じる方もいるのです。
壁と壁と接する賃貸住宅において、生活音を完全に0にしてしまうことは不可能です。
もちろん、建築的にできるだけ音を軽減するための工夫を行うことは必要です。
例えば、隣り合う住居の壁と壁の間には、「遮音シート」を貼ったり、また、配管には、音を軽減するための防音材を施工したりすることができます。
また、先日私が見学したある物件では、隣り合う住戸間の石膏ボードをともに2重貼りにしていました。
もちろん、遮音シートを施工した上で、さらに、の話です。
当然のことながら、防音性能は2倍。
施工中で、隣との壁が完全に塞がっていない状態にもかかわらず、隣と隣の話し声はほとんど聞こえませんでした。
もちろん、防音性能を良くすればよくするほど、当然建築コストはUPします。
また、見た目が変わるわけでもありませんので、家賃に反映するわけでもありません。
ところが、ここに力を入れるかどうかで、完成後のトラブル発生率が格段に変わります。
こういったことは、確かに家賃には反映することはありませんが、それでも、このような細かなことの積み重ねが長期入居につながってくるケースも少なくはありません。
忘れてはならないのが、戸建賃貸は、このような騒音トラブルをまったく考える必要がない、という点で優れた土地活用法です。
上下階はもちろん、住居間が隣り合っていないため、騒音トラブルが起こりようがない、というものです。
戸建賃貸の入居継続率は、通常の賃貸アパートに比べて長いと言われていますが、このような無敵ともいえる防音面でのメリットがあるからかもしれません。
本日は、賃貸住宅の騒音問題についてお話いたしました。
2014年1月27日
谷本
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