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以前、東久留米市で戸建賃貸を企画しました。
駅から徒歩15分以上かかるにもかかわらず、築6年経った今でも満室が続いています。この物件の特徴は、戸建賃貸であっても、共用部分に特色を持たせたことでした。
庭付き、畑付き、コミュニティスペースのある戸建賃貸です。
クライアントは、「ゆったり住めないと、快適に過ごすことができないよ。」と余裕ある配置の戸建賃貸を希望しました。
入居者目線で建築したことが功を奏し、今も人気物件として満室が続いています。
一般的に土地活用を考える場合、建ぺい、容積を目一杯利用し、最大限の収入が得られるようにしがちです。
また外構工事はこだわろうと思えば、いくらでも費用をかけることができる反面、賃料に反映するかといえば難しく、そのため、砂利敷きで終わらせることも多々あります。
先日、新聞を読んでいると、「賃貸物件は空室率があがり、室内の設備や間取りは似たよう
なものばかりで競争している。」という記事がありました。
更には、「近い将来、賃貸住宅は共用部分が主役になる時代がくる。」ともありました。
現にシェアハウスの共用部を見ていくと、
・シアタールーム付き
・図書館付き
・音楽室付き
・カフェ付き
と豊かな住い方を提供しているものばかりです。
戸建賃貸であっても、例えば共用部にバイク、自転車専用ガレージ、BBQ施設を置いたりするだけで、更に競争力を高めることができるかもしれません。
時代に合わせた工夫をすることで、より安定性のある賃貸経営に取り組んでいけるのだと思います。
平成28年9月26日
高橋 淳
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