★お知らせ★
2017年 不動産の大展望 対談CD
浦田 健/芦沢 晃・石渡 浩・岡田 のぶゆき・叶 温・内藤 忍
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先日、お客様より、
「相続で受け継ぎそうな土地があるのですが、
どれくらいの規模の建物が建築できそうですか?」
と相談がありました。
そこで本日は、敷地面積からどのくらいの規模の建物が
建てられるのかが分かる簡単な計算方法を勉強しましょう。
まず、敷地面積と容積率を調べます。
容積率とは、敷地面積に対する建築物の延床面積
(各階の床面積の合計)の割合のことです。
次に、建築物の延床面積を下記の計算式で求めます。
敷地面積×容積率=延床面積
例えば、敷地面積が200平米の土地で
容積率が200%だとすると、
200平米×200%=400平米
となり、延床面積が400平米以内の建物を建てられます。
そこから、どのくらいの広さの部屋が
何戸できるかを計算します。
先ほどの例で計算すると、
1戸あたり25平米の単身用アパートであれば、
延床面積400平米÷戸当たり面積25平米=16戸
配置できます。
1戸あたり40平米の1LDKであれば、
延床面積400平米÷戸当たり面積40平米=10戸
配置できます。
このように、敷地面積と容積率が分かれば、
おおよその建築ボリュームがわかるのです。
もちろん、戸建賃貸でも同様に判断できます。
ただし、前面道路の幅員や斜線制限、
建蔽率などによって制限が課せられますので、
管轄の都市計画課などで確認しましょう。
また、相続等で受け継ぐ場合、登記されている土地の
情報が古く、実測すると土地面積が全然違うこともあります。
実際に測量してみたら、100平米以上
大きかったということもありました。
書面の情報だけでなく、
必ず実測で確認するようにしましょう。
建築ボリュームのチェック方法を理解し、
建築可能な建物が判断できれば、
土地が有効活用できるようになります。
平成28年12月26日
鹿股 恭平
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