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先日、管理している戸建賃貸の
滞納賃料回収が無事終わりました。
その額は、なんと21万円にも及びます。
今回は、滞納家賃を回収するまでにどのような
督促業務を行なったのかをお伝えします。
まず、入居者は40代の夫婦と
子供1人の3人暮らしです。
家賃に対する年収は3倍以上あり、
支払い能力に問題はありませんでした。
しかしある日突然、家賃滞納が始まります。
もちろん、すぐさま督促の連絡を行ないました。
すると、
「腰を怪我して仕事ができませんでした。
仕事にはすでに復帰しているので、
次の給料日にはまとめて支払います。」
と言われ、オーナーも納得の上、
支払い猶予を与えることにしました。
しかし、支払い予定日になっても、
家賃の入金はありません。
そこで、契約者に連絡しますが、不通。
さらに、契約者の奥さん・勤務先・連帯保証人に
毎日電話するも、出てもらえない日々が続きました。
そこで、いよいよ自宅に訪問することを決めます。
訪問しても不在であれば意味がないため、
19時にインターフォンを鳴らします。
すると、契約者の奥さんが出てきました。
「管理会社の者ですが・・・」と言うと、
慌てて契約者を呼びに行きます。
奥から、契約者が青ざめたように出てきました。
滞納について話すと、
・ 携帯をなくしてしまい、電話ができなかった。
・ 連帯保証人に協力を依頼しても、了承をもらえない。
・ 貯金がないので、一括払いできない。
と、言い訳のオンパレード。
当然、一括払いできないことは予測できていたので、
「滞納賃料21万円を月々3万円の分割払い」
する旨の覚書を取り交わします。
また、その場で連帯保証人に連絡させ、
覚書の内容を説明した上で、契約者が払えなかった場合は、
連帯保証人が代わりに支払う約束をしました。
その後は、賃料支払い日の3日前・前日・当日に電話をし、
支払い督促を繰り返し行ないます。
管理会社の「本気」を見たことで、訪問以降は、
電話にも出るようになり、滞納することがなくなりました。
それからは、契約者の電話対応も
人が変わったように誠実な対応です。
そして先日、7ヶ月掛かりましたが、
21万円にも及ぶ滞納賃料を回収することに成功しました。
やはり、電話・手紙での連絡だけでなく、
訪問して直接話すことが滞納賃料回収のキモです。
家賃を滞納してしまう入居者は、
どの物件にも必ずいます。
その際は、直接訪問することで、
「本気」を見せ、解決していきましょう。
2017年9月4日
鹿股 恭平
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