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先日、当社管理物件の隣地戸建オーナーから
「おたくの敷地に竹が生えている。その竹が根を張って、
ウチの敷地に生えてしまっているから何とかしろっ!」
という連絡がありました。
しかし、実際に現地を確認しても、竹など一切生えていません。
そこで、お電話での話し方から早期解決の必要性を感じ、
そのまま直接訪問することにしました。
お会いすると、老夫婦の方で何度も同じ話をされます。
「どこに竹があるのですか?」
と聞くと、
「土の中。そこから伝ってウチの敷地に生えている」
その生えているという竹を見せてもらうと、
20〜30cmの笹が2、3本生えていました。
「これは、笹ではないですか?」
と聞くと、
「いやこれは竹だ!昔は竹がたくさん生えていた。」
の一点張り。
笹と竹は判別しにくいのは確かです。
さらに、根っこの位置を確認するため、
「根っこ部分から抜いても良いですか?」
と聞くと、
「ダメだ!竹は一度抜くと強くなって
また生えてくるから、先に竹を処理しろ!」
と、こちらの話は一切聞いていただけません。
そこで、管理物件の植栽剪定の時期だったので、
剪定とあわせて土の中の調査を行なうことで、
一旦は落ち着いていただきました。
その後、オーナーや剪定業社との日程調整や交渉を行なっている間も、
何度も電話で催促されてしまいました。
とにかく剪定当日に決着させるしかないと思いました。
そして、当日は朝8時から剪定作業を行なったところ、
土の中を掘ってみても、やはり竹などありません。
笹の根っこが多数あるだけでした。
それを現地でしっかりと確認していただきました。
さらに、剪定業社さんに隣地敷地内の笹も抜いてもらいました。
その際、根っこもご自分の敷地内から生えていることが判明。
剪定業社さんにも、
「これは笹なので、伸びてきたら抜いてもらえば問題ありません。」
と断言してもらいました。
当日は、朝8時から隣でずっと確認されていたのですが、
徐々にトーンダウンしていく様が分かります。
そして、後で揉めないように、写真もしっかりと撮っておきました。
最後に、
「あなたの敷地に生えているのは笹であり、
自分の敷地内で勝手に生えているものなので、
今後は連絡してこないでくださいね。」
と言うと、さすがに納得された様子でした。
今回のクレーマーは、
根拠のない思い込みでお話しをされるので厄介でした。
ただ、やはりクレームを早期解決する方法は、
直接会って話すことだと再認識できました。
2017年10月16日
鹿股 恭平
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