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レオパレスに続き、先日は
大和ハウスも不祥事が報道される状況で、
昨今は業界全体に不信感が漂っています。
しかも、発覚するきっかけの多くが
内部告発や隠ぺいがバレて公になってしまう
という、何ともお粗末な状況です。
以前から、建築業界では
住宅はクレーム産業と言われてきましたが、
このところ続いている一連の不祥事で
何か変わったのか?
実は、何も変わっていません。
報道や周りの反応が以前と変わっただけで、
業界の体質は変わっていないというのが、
実際のところかと思います。
その原因は、建築業界の構造自体に
あるのではないか?というのが、私も含めて
多くの方が感じていることではないでしょうか?
まず、住宅を建てる際に関わる人の多さを
知ると、そう簡単な話でないことがわかると思います。
職人さんは工事や現場ごとに異なりますが、
少なくとも20種類以上の工事種別があります。
大工さんのように、
ある程度、長期間携わる職人さんもいれば、
1日だけや短時間だけの職人さんもいます。
そういった職人さんを束ねる現場監督も
小規模の住宅では多重管理が基本で、
職人任せでチェック機能が働かない
というのが構造的に起こりやすいです。
そして職人さんも、
工期や予算に追われてのやっつけ仕事。
もしくは、人手不足で技術や知識レベルも
低い人材が作業していると思うと、
心配の種が尽きません。
また、他にも設計士や現場監督についての
要因の一つとして「全員が有資格者でない」
ということがあるかもしれません。
かくいう私も、新卒ではゼネコンの現場監督
として入社しましたが、無資格で実務をしていました。
資格制度として実務経験が一定期間必要
ですので、違法ではありません。
規模にもよりますが、現場責任者一人が
資格を保有していれば良いので、法律的には
問題ないのです。
大きな現場を担当していた際には、
現場監督が私も入れて7名いましたが、
所長以外の6名が無資格でした。
資格がなければ実務ができないわけでは
ありませんが、少なくとも技術や知識は
資格に必要なレベルにないことになります。
他の職人さんも同様で、技術・知識不足だけ
でなく、モラルが低い人も少なからず
混在してしまう業界とも言えます。
もう一つ知っていて欲しいのは、
職人さんの多くはハウスメーカーや
建築会社に所属していません。
色々な会社や現場から委託されて、
一社に限らず工事をしています。
この下請けや孫請けという重層下請けも、
利益が圧迫されて、責任の所在が
わかりづらくなる一因です。
そんな設計・施工体制や重層下請け構造が、
欠陥住宅が発生しやすい建築業界の構造といえます。
大手ハウスメーカーなら安心と思っていたあなた!
昨今の不祥事のニュースと今回のメルマガで、
その意識はなくなったと思います。
もし、現在進めている新築のお話があれば、
一度当社に相談してはいかがでしょうか?
当社とパートナーを組んでいる建設会社の
職人さんは精鋭ばかりです。
そのため新築の依頼が重なると
工期の調整が必要ですが、欠陥住宅が
発生しにくい少数精鋭部隊ですので、
安心してお任せ頂けると思います。
今回の戸建賃貸コラムが、
皆様のお役に立てば幸いです。
2019年5月20日
岡 宏
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