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巷では、
「フルローン・オーバーローン、◯年で資産◯億円、家賃◯千万円達成した方法」
といった成功事例を基にしたセミナーや書籍が溢れています。
そのようなセミナーのほとんどは、不動産会社やコンサルタントが主催しており、セミナー後に物件購入を勧めたり、高額会員に勧誘することもあります。
また、欲望に火をつけるようなタイトルにすることで、集客につなげているのです。
では、それらのセミナーに参加することや書籍を読むことで、全員が同じような資産を築き上げることができるかといえば、NOと言わざるを得ません。
なぜなら、もともと属性の良い人や始めから資金のある人、相続で物件を引継いだ人など不動産投資を始めるにあたってのスタート地点が異なるからです。
そうは言っても、小規模でも信用の積み重ねによって、投資規模を確実に増やしていくことは可能です。
また、近年のジャブジャブ融資市況によって、物件を購入できた人も多くいます。
しかし、やはり物件での悩み事といえば、全員とは言いませんが「空室が埋まらない」ということです。
たとえ高利回り物件であっても、積算価格で購入できたとしても、そもそも入居者がつかなければ、その指標は全く意味を持ちません。
空室が続くと、突発的なリフォームの発生、または想定外の退去が重なれば、最悪の場合、手元の現金がショートしてしまうこともあるでしょう。
この悩みを引き起こしたのは、自身で需要供給のバランス調査や賃貸ニーズ調査を怠ったことにつきます。
入居者を確保できないことは、不動産投資における最大の失敗といえるでしょう。
需要に対して供給が上回るエリアに不動産を購入し、どのようにしてライバル物件との競争に勝つ腹づもりだったのでしょうか。
ありがちな失敗ですが、このように長期間空室に苦しんでいる投資家は多くいます。
それは、築古戸建賃貸投資でも同じことです。
戸建賃貸は、供給が少なく需要が高いと言われていますが、アパマンと同じく賃貸ニーズのないエリアで入居者を確保するのは至難の業です。
ましてや築古戸建は、物件本体とは別にリフォーム代を捻出しなければいけないため、想定した利回りにならないこともしばしばあります。
こういった多くの失敗を知ってもらうために、当社には「失敗事例発表セミナー」という教材があります。
50人以上の現役オーナーからヒアリングした失敗事例が250ページ以上にもわたり紹介されています。
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この教材から失敗例をベースにした投資法を学ぶことで、未然にリスクを防止でき、また問題解決するための選択肢の幅が広がります。
結果として、長期にわたり堅実な資産形成を築くことができるはずです。
つまり成功するためには、しなくてよい不要な失敗を避けることが、成功の近道と言えるのです。
2019年5月27日
高橋 淳
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