3階建の戸建賃貸の注意点
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ハイレバレッジ・フルローン・金利上昇の不安で堪らないあなたに朗報です!
今回は、『3階建』を計画する上での6つのポイントをご紹介します。
実は2階建てと違い多くの関連法規があります。
そういった規制をクリアしながら、設計士は計画しています。
それでは、具体的に下記で示していきます。
@用途地域によっては、計画できない場合があります。
第一種・二種低層住居専用地域に関しては、3階建ては
日影規制の対象になります。また、それ以上に厳しいのは
北側斜線です。北側に対して有効な離れが必要です。
A高さ制限に注意が必要。
道路幅員が狭い狭小敷地の場合は、道路斜線がネックに
なる場合が多いです。最近は天空率による緩和を利用して
計画するケースが多いです。
B直通階段の計画が必要。
3階建てになると2階へ上がる階段と、3階へ上がる階段の
ふたつの階段がありますが、これが連続している必要が
あります。
C3階に代替進入口が必要。
道路に面する壁面に住宅の場合は代替進入口として
バルコニーに面して750×1200の窓を設けることが多いです。
2面道路の場合はそれぞれの面で必要です。
D居室の採光にも注意が必要。
1階の奥に部屋を設置したプランでは基準法上の採光が
とれないことが多いです。トップライトを設置するか、2室
共通にするなどの工夫が必要です
E構造計算が必要。
確認申請書に構造計算書を添付することが義務
づけられています。
ざっと挙げただけでも6項目ありますが、実務では他にも
クリアする事項があります。
こういった法規制をクリアしながら、3階建を計画しています。
参考にしてください。
2013年12月19日
岡 宏
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